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親子3代でつなぐ町の魅力を売る商店
大正13年(1919年)に祖父小田亀太郎が小田亀商店を開業し、江戸時代から続く酒造りの町、可部で地酒の販売を始めました。
有限会社小田亀酒店を設立した二代目小田晴敏
幼少期の三代目大戸由加
しかし、その後はコンビニエンスストアの急増や、お酒のデスカウントショップの出現による競合の激化により酒屋を廃業し、有限会社小田亀リッチビルに社名を変更しホテル業に専念しました。
平成26年(2014)私が代表取締役就任当時は、有限会社小田亀リッチビルにはビジョンがありませんでした。 老朽化した建物と、経営不振のウィークリーホテルの再建のため、可部の伝統産業と新しいクリエイティブを融合させる取り組みを始め、ホテルのリノベーションを行いました。
DIESEL×リノベるによるホテルラウンジ
平成28年(2016年)にはホテル営業許可を取得し、DIESEL×リノベる×HOTELRICHリノベーションプロジェクトを始め、イタリアのプレミアムカジュアルブランド「DIESEL」のインテリアを活かした、明るく開放的なホテルに生まれ変わりました。
現在の三代目支配人大戸由加
そして、令和元年(2019年)には「ホテルに人を呼ぶのではなく、まちに人を呼ぶ」というビジョンを掲げ、ホテルがまちの魅力を発信する役割を担うようになりました。 翌年、ホテル周辺の通りに「噂通り」と名付け、そのユニークな通り名がメディアに取り上げられました。
噂通り
2021年に「噂通りの水プロジェクト」を立ち上げ、ホテルというフィールドを通じてまちの水の魅力を発信する取り組みを始めました。ホテルの壁に水をテーマにした「壁画」を描いたり、可部で唯一の酒蔵となった「旭鳳酒造」と共に可部の水で造ったお酒「かべから」を販売するなど、祖父の酒屋「小田亀商店」を復活させることで、まちの魅力を高める活動を行っています。
噂通りの水プロジェクト
会社名 | 有限会社小田亀リッチビル |
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代表 | 大戸由加 |
本社所在地 | 〒731-0221 広島県広島市安佐北区可部2-36-1 |
創立 | 平成2年4月10日 |
資本金 | 1,000万円 |
社員数 | 10人 |
主要取引銀行 | 広島信用金庫、広島銀行 |